米べライゾン 第1四半期は予想上回る増益、買収効果や携帯電話顧客増

 米通信大手べライゾン・コミュニケーションズ が27日発表した第1・四半期決算は利益が市場予想を上回った。オールテル買収や携帯電話部門での顧客増が寄与した。  非支配持分を除くベースでの利益は16億5000万ドル(1株当たり0.58ドル)と、前年同期の16億4000万ドル(同0.57ドル)から増加した。   特別項目を除く1株利益は0.63ドルと、前年の0.61ドルから増加し、ロイター・エスティメーツによるアナリスト予想の0.59ドルを上回った。  収入は11.6%増の265億9000万ドル。  携帯電話部門ベライゾン・ワイヤレスの新規契約数は130万件の純増。ロイターが集計したアナリスト6人の予想は120万件だった。  1月のオールテル買収により、ベライゾンはAT&T を抜き、米携帯電話サービスで最大手となった。第1・四半期末時点でベライゾンワイヤレスのリテール顧客数(オールテルの顧客含む)は8410万人。  超高速通信サービス「FiOS」部門は、テレビサービスの顧客数が29万9000人増の220万人、インターネットは29万8000人増加し280万人となった。

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