豪中銀が政策金利を3.0%に据え置き、これまでの刺激策の効果見極めへ

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は7日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レートを現行の3.0%に据え置いた。これまでの景気刺激措置の効果が完全には表れていないとしたほか、国外の景気安定化の兆しにも言及した。  据え置き決定は広く予測されていたが、RBAが理事会後に公表した声明が楽観的なトーンを帯びていたため、市場では追加利下げの観測が後退、豪ドルは上昇した。  ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のリサーチ部門責任者ピーター・ジョリー氏は「RBAは今回の(緩和)局面では十分な措置を講じたと考えている可能性がある」と指摘。「景気回復が行き詰まらない限り、RBAが利下げを再開することはないだろう」と述べた。  RBAは昨年9月以来、425ベーシスポイント(bp)の利下げを実施。さらに、政府は520億豪ドル(385億ドル)を超える規模の景気刺激策を実施したほか、来週の予算案では一段の支出策を発表する可能性が高い。  RBAのスティーブンス総裁は、こうした措置の効果について「大部分がまだ確認されていない」とし、「金融政策のスタンスに加え、大規模な財政措置により、内需を強く支えていく」と述べた。  総裁はまた、楽観材料として中国に景気回復の兆しが見られることにも言及した。

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